現在、IT技術は私たちの日常に必須だといえる。仕事、プライベートを問わず、今後もIoTなど、IT技術の利用は広がっている。そのため、今以上に専門知識、技術、実務経験を持っている人材の需要は増えるといえる。IT業界の過去を見てみると、80年代ごろから基幹業務用にコンピュータの導入、90年頃に顧客が求める情報システムによる業務を一遍に請け負う、システムインテグレーターが増えてきた。その後、PCの需要が爆発的に増え、企業内でのPC利用の増加により、自社だけでの管理が困難になってきた。2000年頃からネットワーク化が進み、2010年頃からはクラウドコンピューティングが普及するなど、利用速度は更に加速している。そして現在では、顧客や商品の情報など、いわゆるビッグデータをビジネスにどう応用するかが課題だ。
また、インターネット業界はIT業界の中でも特に移り変わりが激しく、最新技術に関わる情報にアンテナを伸ばして、素早く習得して、その情報を仕事で活かせるエンジニアが欲せられている。その速度に対応でき、例えばWebデザイナーだと、Webサイト作成のための言語の把握とデザインセンスが重要だ。Webプログラマーでは、さまざまな種類の端末で動かすために、言語はもとよりハードについての幅広い知識が必要とされている。また、ショッピングサイトの構築などのために、以上のビッグデータを含む、データベースの知識がある人材も重宝されている。自分の能力と、業界や企業が求める要求を合わせて考え、エンジニアとして働ける場所を探してみよう。
まずは『エンジニア図鑑』というサイトから、IT業界で活躍するエンジニアの種類やそれぞれの必要スキルについて情報を得てみるといいだろう。